日経平均株価予想(2017年6月9日)

予想:+ 6目サイコロ予想(奇:+/偶:-)+(目5)

日経平均株価に影響を与える思われる内容は、次の通りです。

  • アメリカの経済指標(新規失業保険申請件数(前週分))の予想が前回と同程度
  • 日本の経済指標はなし
  • 北朝鮮によるミサイル発射で地政学的リスク
  • イギリス総選挙
  • アメリカのロシアゲート疑惑を巡ってコミー元FBI長官の議会証言
  • 欧州中央銀行(ECB)理事会及び政策金利発表
  • 日銀による異次元緩和政策の出口を巡る議論について「市場との対話を重視する方向に修正する」との報道
  • メジャーSQ(特別清算指数)
  • 為替のドル円が1ドル109円台
  • 円高
  • 週末要因

今日の日経平均株価は19909.26、前日比-75.36(-0.38%)でした。

株価は、前場寄り付きでは+50以上の上昇から始まり、前場では前日終値を挟んでの小動きを見せ、後場で中頃間で小動きを見せた後、-圏へ沈み込んで-50以上の下げ幅を見せ、上記の株価と前日比を迎えました。

ロイターなどによると、前場寄り付きは前日アメリカ小幅株高、円高一服から、日経平均株価が上昇で始まりました。

前場は、アメリカ議会証言、イギリス総選挙、ECB理事会の政策金利発表、メジャーSQ算出などを控え、様子見ムードが出ており、ポジション調整売りもある事から、日経平均株価が前日終値を挟んでの小動きを見せる展開となりました。

後場は、前日終値を挟んでの小動きを見せていたものの、日銀の異次元緩和政策の出口を巡る報道が嫌気された事で、為替の円相場が多少円高に進み、日経平均株価がその影響で下落を見せました。

今晩や明日の重要イベントを控え、各経済指標値のボラティリティがあまり高くない様相を呈している事から、日経平均株価は上昇の可能性があります。

以上から、明日の日経平均株価は+の予想です。

6月8日±株価予想の結果:○(予想:-/実際:-)

当たりです。

本日の日経平均株価についてですが、多くの重要イベントを控えての売りが予想通りであった事から、下落の予想は当たりました。

アメリカ、イギリス、EUと重要イベントを控えて要注意の状況ですが、経済指標値が大きく下落するわけでもない状況を見ると、投資家達は意外と冷静なのかもしれません。

それよりも、ブルームバーグが日銀の異次元緩和政策の出口について「時期尚早」から「市場との対話を重視」の方向に修正するとの話題を報じ、そちらの方がビックリな内容です。

そのため、為替にも、多少急激な円高として影響が出ましたね。

また、この報道によって金利上昇が見られた事から、【8750】第一生命ホールディングス、【8795】T&Dホールディングスなど保険関連、【8308】りそなホールディングスなど銀行関連の銘柄に買いが向かったようです。

金融関連が買われた一方で、金利上昇への警戒感から不動産関連が下落した模様です。

金利上昇を見込んでの投資資金の流入出が今後進むかもしれませんから、注意が必要ですね。

今晩の重要イベントの結果を受けての動向も気になりますが、日銀異次元緩和政策の出口についての報道がなされるかもしれない事から、金利と絡めた投資家の動向も気になる所です。