日経平均株価予想(2017年10月11日)

予想:+ 6目サイコロ予想(奇:+/偶:-)+(目5)

日経平均株価に影響を与える思われる内容は、次の通りです。

  • アメリカの経済指標はなし
  • 日本の経済指標はなし
  • 北朝鮮の地政学的リスク
  • 読売新聞による全国世論調査の結果から衆院選波乱の見方が後退
  • 【5406】神戸製鋼所がアルミ・銅事業で検査証明書のデータ改竄との報道
  • 為替のドル円が1ドル112台
  • 円安

今日の日経平均株価は20823.51、前日比+132.80(+0.64%)でした。

株価は、前場寄り付きは-10ほどの小幅な下落から始まり、前場では徐々に上昇していき、後場では中頃に一段高を見せて+100以上の上げ幅となり、上記の株価と前日比を迎えました。

本日の日経平均株価の前場寄り付きでは、前週末ヨーロッパ・アメリカの冴えない値動きや北朝鮮リスクからか、小幅な下落で始まりました。

前場は、北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日である事や日経平均株価の続伸に対する過熱感などから小さな売りがあったものの、北朝鮮が事を起こす事が無かった事からリスクが後退し、日経平均株価が徐々に上昇する展開を見せました。

後場は、企業の中間決算が近づいている事や衆院選の波乱が後退するとの見方などもあってか買いが進み、日経平均株価がさらに上げ幅を拡げる展開となりました。

目立った悪い材料もなく、外部・内部環境が良い事から、日経平均株価は上昇の可能性があります。

以上から、明日の日経平均株価は+の予想です。

10月10日±株価予想の結果:○(予想:+/実際:+)

当たりです。

本日の日経平均株価についてですが、先日発表されたアメリカ雇用統計が予想通り無事通過し、北朝鮮リスクも発生しなかった事から、上昇の予想は当たりました。

やっと当たりましたね。

重要イベントが無事通過した事から、今度は企業の中間決算(10月下旬~11月上旬)に向けての動向が気になる所です。

決算時期に決算状況の指標になりやすい【6506】安川電機の決算が10/23であり、その予想も良いようです。

今回の中間決算は良いかもしませんね。

また、その前には衆院選の投開票日が10/22にある事から、政権の行方や見方も気になる所です。

今の所は、世論調査などから大きな波乱は少ないとの見方がありますが、投開票時にどうなっているかは分かりません。

諸外国の選挙結果を考慮すると、予想が裏切られる場合もある事から要注意でしょうか。

衆院選と中間決算、どうなっていくか注目ですね。

さて、話は変わりまして、今話題の【5406】神戸製鋼所ですが、本日ストップ安でした。

連日メディアで報道されている通り、アルミ・銅事業で検査証明書のデータ改竄をしていたようです。

しかも、10年近く前から行っていたとか。

そして、この件で取引などで関係している200社ほどが影響を受けるかもしれないとの話まで出ている状況です。

現時点で、親会社である神戸製鋼所だけでなく、子会社の【8075】神鋼商事、【6299】神鋼環境ソリューション、【5476】日本高周波などに波及して株価が下落しています。

神戸製鋼所は、部材の一部を調達元としているであろう自動車メーカー最大手の【7203】トヨタ、航空機関連メーカーの【7011】三菱重工など多くの企業と関係を持っています。

今回の件でどこまで影響が及ぶかがまた判明しておらず、下手をすると大きなリコールに繋がる可能性もありえます。

取引関係を持っている企業の大きなリコールに繋がれば、ちょっと洒落にならない規模の事態になるかもしれません。

要注意ですね。

一方、アルミ大手の【5741】UACJや【5703】日本軽金属ホールディングスなど、アルミなどの部材を扱う企業の株価が続伸したそうです。

代替先を見越しての買いが進んだようですね。

今後、この件はどうなっていくでしょうかね…。