日経平均株価予想(2018年3月23日)

予想:- 6目サイコロ予想(奇:+/偶:-)+(目5)

日経平均株価に影響を与える思われる内容は、次の通りです。

  • アメリカの経済指標(新規失業保険申請件数、住宅価格指数、景気先行指数)の予想が少し悪い
  • 日本の経済指標(消費者物価指数(前年比))の予想が少し良い
  • 中国の経済指標はなし
  • アメリカFOMC政策金利発表で今年の利上げが後2回との予測
  • アメリカが3/23から鋼鉄・アルミ製品輸入制限を発動
  • アメリカの輸入制限を巡ってアメリカと諸外国が除外国適用交渉に向けて活発化
  • 3/27は3月期末の株主優待及び配当権利取り日
  • IPO(新規公開株)ラッシュ(3/15~3/30)
  • 為替のドル円が1ドル105円台
  • 円高一服

今日の日経平均株価は21591.99、前日比+211.02(+0.99%)でした。

株価は、前場寄り付きは-50未満の小幅な下落から始まり、前場では+圏に浮上して一時+200近い上げ幅を見せ、前引けに向けて上げ幅を縮めたものの、後場では大引けに向けて上げ幅を再び拡げ、上記の本日終値と前日比を迎えました。

本日の前場寄り付きでは、前日アメリカ小幅株安や円高気味であった事から、日経平均株価が小幅な下落で始まりました。

前場は、FOMC政策金利発表の利上げが織り込み済みであった他、今年あと2回と利上げを急がない姿勢が好感された事で、日経平均株価が一時大きく上昇する場面が見られました。

後場は、FOMCの件の他、3月期末の株主優待や配当権利取りを狙っての買いが見受けられ、日経平均株価が上下しつつも大引けに向けて上げ幅を拡げる展開となりました。

アメリカの輸入制限が3/23から発動される事を受け、日経平均株価は下落の可能性があります。

以上から、明日の日経平均株価は-の予想です。

3月22日±株価予想の結果:×(予想:-/実際:+)

外れです。

本日の日経平均株価についてですが、アメリカFOMCの利上げなされたものの、それが織り込み済みの反応であり、そして今年の利上げペースを急がない姿勢を示した事が予想外であった事から、下落の予想が当たりませんでした。

利上げに対する反応が限定的になってきたように思います。

織り込み済みである事から、過剰反応を見せる事が小さくなってきたのかもしれません。

また、今年の利上げペースを急がない姿勢を示した事が一番大きく好感されたように思います。

これを見るに、今後FOMC及び利上げに関して強い警戒感を抱かなくても良くなったかもしれませんね。

それよりも、アメリカが明日の晩から鋼鉄・アルミ製品に関して輸入制限を発動するようです。

この輸入制限はアメリカ通商拡大法232条に基づいており、発動は1982年以来の36年ぶりとなるようです。

アメリカは、この輸入制限を通して各国に対する通商交渉を優位に進めたい考えではないかと思います。

日本も、輸入制限の除外国に入れるよう交渉に向けて動いている模様です。

この除外国への交渉について、どこまで見通しが立っているのかが分からないため、予想を付けるのが難しい所です。

この交渉の結果次第では、市場の方向性が大小なりとも付くかもしれませんね。