日経平均株価予想(2018年4月9日)

予想:+ 6目サイコロ予想(奇:+/偶:-)+(目1)

日経平均株価に影響を与える思われる内容は、次の通りです。

  • アメリカの経済指標(雇用統計(非農業部門雇用者数 / 失業率))の予想が悪い
  • 日本の経済指標(国際収支(経常収支 / 経常収支(季調済)/ 貿易収支))の予想が良い
  • 中国の経済指標はなし
  • アメリカのトランプ大統領が中国に対して1000億ドル規模の追加関税を検討していると発表
  • 為替のドル円が1ドル107円台
  • 円安

今日の日経平均株価は21567.52、前日比-77.90(-0.36%)でした。

株価は、前場寄り付きは-10以上の小幅下落から始まり、前場では前日終値を挟んだ値動きで一時-100近い場面が見られ、後場でも一時+100近い値動きを見せたものの、前日終値を挟んでの値動きから、上記の本日終値と前日比を迎えました。

本日の前場寄り付きでは、前日アメリカ株高であったものの、ドル円など円相場が急に強含んだ事を受け、日経平均株価が小幅下落で始まりました。

前場は、朝方にアメリカのトランプ大統領が中国に対して追加関税措置を検討していると発表された事で、アメリカ・中国間の貿易摩擦懸念が強まった事から、日経平均株価が前日終値を挟んでの値動きを見せました。

後場は、円相場が回復してきたものの、今晩アメリカ雇用統計を控え様子見ムードが出てきた事から、日経平均株価が前場同様上値の重い展開が見られました。

先日のADP民間雇用者数が予想値を上回る結果であった事から、アメリカ雇用統計の予想値が良い可能性があり、日経平均株価は上昇の可能性があります。

以上から、来週の日経平均株価は+の予想です。

4月6日±株価予想の結果:×(予想:+/実際:-)

外れです。

本日の日経平均株価についてですが、アメリカのトランプ大統領の中国に対する追加関税の検討発言が発表された事が予想外であったため、上昇の予想が当たりませんでした。

アメリカのトランプ大統領の行動や発言1つで相場がコロコロ変わりますね。

前日辺りでは中国への措置は検討していないとの発表でしたが、今朝方中国へ追加の制裁関税(1000億ドル規模)を検討しているとの発表があったようです。

検討しているとも検討していないとも発表したりと、投資家にとっては右往左往させられる内容です。

なので、今回もトランプ発言で市場は反応したものの、貿易摩擦懸念に対する発言や発表について、株価などの動向に過度な反応が見られなくなってきているように思われます。

これまでならば、今回の発表を受けて大きく下落する場面であったように考えますが、そうはならずに前日終値を挟んでの値動きから過度な下落にならずに終わっています。

投資家もトランプ大統領の過激な発言や発表、アメリカ・中国間の貿易摩擦懸念に多少慣れてきたのではないかと思います。

これを機に、2国間を巡る投資家の過度な反応が多少落ち着いてくれればよいかなと思っていますが、この2国間は今後どうなるでしょうかね?