日経平均株価予想(2018年4月11日)

予想:- 6目サイコロ予想(奇:+/偶:-)-(目2)

日経平均株価に影響を与える思われる内容は、次の通りです。

  • アメリカの経済指標(生産者物価指数(前月比 / 前年比)、生産者物価指数(コア)(前月比 / 前年比)、卸売在庫(確報値))の予想が前回と同程度
  • 日本の経済指標(機械受注(前月比 / 前年比)、国内企業物価(前月比 / 前年比))の予想が悪い
  • 中国の経済指標(生産者物価指数、消費者物価指数)の予想が少し悪い
  • 中国の習近平国家主席が輸入関税の引き下げに言及
  • シリアを巡る地政学的リスク
  • フェイスブックのマーク・ザッカ―バーグCEOの議会証言
  • 為替のドル円が1ドル107円台
  • 円安一服

今日の日経平均株価は21794.32、前日比+116.06(+0.54%)でした。

株価は、前場寄り付きは-50以上の下落から始まり、前場では下げ幅を縮めて+圏に浮上し、前引け近くでは大きく上昇して一時+250以上の上げ幅を見せ、後場では上下に振れつつ上げ幅を縮めたものの、上記の本日終値と前日比を迎えました。

本日の前場寄り付きでは、前日アメリカ小幅株高、ドル円など円相場が強含んだ事が嫌気され、日経平均株価が下落で始まりました。

前場は、シリアでの化学兵器使用疑惑を巡る地政学的リスクが高まった事などから、日経平均株価が下落していましたが、中国国家主席による輸入関税引き下げ発言によって、急激な上昇を見せました。

後場は、シリア情勢の燻りやフェイスブックの議会証言の件を控え、利益確定売りが進み、日経平均株価の上げ幅を縮める場面が見られました。

アメリカ・中国間の貿易摩擦懸念が和らぎつつある一方で、シリア情勢やフェイスブックの件から、様子見ムードが出ており、日経平均株価は下落の可能性があります。

以上から、明日の日経平均株価は-の予想です。

4月10日±株価予想の結果:○(予想:+/実際:+)

当たりです。

本日の日経平均株価についてですが、予想外にも中国の習国家主席が輸入関税引き下げに言及した事により、上昇の予想が当たりました。

前日のトランプ大統領や今回の習国家主席それぞれ発言などから、2国間の貿易摩擦懸念が徐々に落ち着く方向へ進んでいるように見受けられます。

習主席の輸入関税引き下げに関する言及から、アメリカとの通商交渉で貿易問題に落とし所を見つけたいのではないかと思います。

これが落ち着く方向へ進めばよいのですが、相手はあのトランプ氏ですから、どうなる事でしょうかね?

まぁ何はともあれ、貿易問題が落ち着いてくれる事を祈るばかりです。

シリア情勢を巡る地政学的リスクは市場に大きい影響は無いと思われます。

一方、フェイスブック悪用の件で議会証言に呼ばれたCEOのザッカ―バーグ氏が公聴会前に自身の責任である事を認めているようです。

それにより、今後市場にどのような影響が出るのか、様子見したい所です。

さて、本日IPOとして【6575】ヒューマン・アソシエイツHDが上場しましたが、値は付かなかったようです。

明日辺りには値が付くかもしれません。

明日は、【6574】コンヴァノが上場予定です。

ここ最近、日本市場が良いためか、IPOが賑わいを見せているようで良かったです。