日経平均株価予想(2018年5月31日)

予想:- 6目サイコロ予想(奇:+/偶:-)-(目6)

日経平均株価に影響を与える思われる内容は、次の通りです。

  • アメリカの経済指標(ADP民間雇用者数、卸売在庫(速報値)、実質GDP(改定値)(GDP / 個人消費 / GDPデフレータ / PCEコアデフレータ))の予想が少し悪い
  • 日本の経済指標(鉱工業生産(速報値)(前月比 / 前年比))の予想が少し良い
  • 中国の経済指標(製造業PMI(購買担当景気指数))の予想が前回と同程度
  • イタリア・スペイン政情懸念から欧州政局に不安
  • 為替のドル円が1ドル108円台
  • 円高

今日の日経平均株価は22018.52、前日比-339.91(-1.52%)でした。

株価は、前場寄り付きは-200以上の大幅下落から始まり、前場では上下に荒れた値動きで、一時-400以上の下げ幅となり、後場では荒れた値動きが多少落ち着いたものの、大きな下げ幅を維持し、上記の本日終値と前日比を迎えました。

本日の前場寄り付きでは、前日アメリカ大幅株安、円高であった事から、日経平均株価が大幅下落で始まりました。

前場は、イタリア政局が混迷している事で欧州不安が出ており、アメリカ市場の下落を受け、日経平均株価が大きく下落する展開となりました。

後場は、円相場が多少回復した事や日銀ETF買入れ期待などもあってか、日経平均株価の荒れた値動きが落ち着いたものの、軟調な推移を見せました。

イタリア・スペイン政情に端を発する欧州政局不安で、リスクオフムードが強い事から、日経平均株価は下落の可能性があります。

以上から、明日の日経平均株価は-の予想です。

5月30日±株価予想の結果:○(予想:-/実際:-)

当たりです。

本日の日経平均株価についてですが、イタリア・スペインなど欧州政局不安の影響が予想通りであったため、下落の予想が当たりました。

ようやく当たりましたね。

不安定な相場はどう転ぶか分からない事が多いため、予想が難しいです。

イタリアで3月の行われた総選挙から政権が発足される予定だったようですが、EU懐疑派の政党が政治の主導権を握っており、事実上の政治空白が続いているようです。

そのため、イタリア政情懸念が強まり、ユーロやイタリア国債を売る動きが広がって、結果としてアメリカや日本の市場にまで及ぼしています。

そうした動きから、イタリア債務危機の可能性もあるようで、ポルトガルやスペインなど他の国の国債も売られる動きが徐々に出てきている模様です。

この動きが拡大すれば、欧州危機を意識させる流れに繋がる可能性もあるため、注意が必要かもしれません。