予想:+ 6目サイコロ予想(奇:+/偶:-)-(目2)
日経平均株価に影響を与える思われる内容は、次の通りです。
- アメリカの経済指標(NY連銀製造業景気指数、鉱工業生産、設備稼働率、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)、対米証券投資)の予想がまちまち
- 日本の経済指標(通関ベース貿易収支)の予想が悪い
- 中国の経済指標はなし
- アメリカによる対中国製品の輸入関税公表期限が迫っている事から貿易摩擦懸念が再燃
- ECB(欧州中央銀行)が政策金利を「現状維持」して量的緩和年内終了の方針を発表
- 日銀金融政策決定会合が政策金利、金融政策ともに「現状維持」を決定
- 為替のドル円が1ドル110円台
- 円安一服
今日の日経平均株価は22851.75、前日比+113.14(+0.50%)でした。
株価は、前場寄り付きは+150近い上昇から始まり、前場では中頃に上げ幅を縮めたものの、後場では中頃に上げ幅を再び拡げる場面が見られ、上記の本日終値と前日比を迎えました。
本日の前場寄り付きでは、前日アメリカ小幅株安であったものの、円安が進み、日経平均株価が上昇で始まりました。
前場は、前日発表されたECB政策金利発表で現状維持、そして量的緩和年内終了の発表があり、円安気味であったものの、日銀会合を控え、日経平均株価が上げ幅を縮める場面が見られました。
後場は、日銀会合で金利・政策ともに現状維持が発表された事から、日経平均株価が多少上げ幅を回復させる展開となりました。
ECBや日銀の重要イベントを無難に通過した事、そして今晩控えるアメリカの対中国製品輸入関税公表期限に対しては緩和方向に進むとの楽観的な見方がある事から、日経平均株価は上昇の可能性があります。
以上から、来週の日経平均株価は+の予想です。
6月15日±株価予想の結果:×(予想:-/実際:+)
外れです。
本日の日経平均株価についてですが、アメリカの対中国製品輸入関税公表期限に対して楽観的な見方が出てきた事が予想外であった事から、下落の予想が当たりませんでした。
ECBや日銀の政策金利の現状維持は予想通りでした。
ですが、ECBは金融政策の面において量的緩和の年内終了方針を発表したようです。
これにより、日銀だけが量的緩和策を続行していく状況となりました。
他中央銀行と足並みが揃わない状況になる事から、今後がどうなるのか期待と不安が入り混じりますね。
そして、今晩控えるアメリカの対中国製品輸入関税公表期限の件も警戒感の緩和が多少意識されているようです。
中国に対して、強硬姿勢を見せてもアメリカには得策でないとの予想から、態度の軟化が可能性として考えられるようです。
この貿易摩擦懸念も無事通過してほしいものですが、どうなることでしょうかね?