日経平均株価が上下する出来事とは何か?

今日、日経平均(日経225)株価指数が一時+500を超えました。

+500の株価越えは一年を通して、そうそうあるものではありません。

今日の高値14900.24 – 前日終値14393.11 = +507.13

今日の大引の前日比でも+450.13でした。

今日は前場から上下をしていたものの、後場からものすごい右肩上がりの値を見せつけてくれました。

この原因は、日銀(日本銀行)の金融政策決定会合の内容が発表されたことによります。

会合の内容がお昼時に発表され、予想通り金融緩和政策において『現状維持』の報道がなされましたが、それだけでは終わらずに追加の政策内容(2014年3月が期限の貸出増加支援と成長基盤強化支援の融資制度にて、それぞれ規模を2倍として1年間延長を決定)が発表されたことにより、一種のサプライズのような状態になったため、大きな買いが入った結果なのだと思われます。

特に、融資制度に関連する話でしたので、金融業界の株が上がりました。

例えば、アイフル(8515)、オリコ(8585)、アプラス(8589)といった金貸し業です。

こうしてみると、日経平均株価が上がることを把握できる要因がある事がわかります。

把握できない要因の方が多いと思いますが…。

今回は、日銀の金融政策決定会合でした。

他には何があるか以下に並べてみます。

  • 失業率 / 失業保険申請件数
  • 生産者物価指数 / 消費者物価指数
  • 購買担当者指数(PMI)
  • 国内総生産(GDP)
  • 景況指数
  • 建設・住宅関連の件数
  • 金融政策会合の報道 / 議事録の公開
  • デフォルト懸念
  • 政策金利発表
  • 新規雇用者数
  • 大規模な自然災害(地震、津波、火山の噴火など)

市場を上げる要因は上記の他にも数多くありますが、特に世界経済に影響が大きい出来事は株価が大きく上がりやすいです。

具体的にいえば、アメリカのFRBまたはFOMC政策会合の報道はニューヨーク(NY)市場に大きく影響します。

それが巡り巡って、為替や日本の東京市場に大きく影響を与えます。

なので、各国のこうした経済指標や政策会合の内容発表の日程を押さえておくと、明日の日経平均株価が幾分か予測しやすくなると思います。

こうした情報を公開しているサイトが幾つもありますので、日経平均株価関連のETFや投信で運任せでやっている方は、そうしたサイトから情報収集して自分に合った投資方法を作ってみるのがよいかと思います。